終焉人

オタク特有の早口

こういうのが好きです

01月10日

なんか寝転んでうとうとしながら安部公房の小説を読んでました。タイトルが不明で初見の小説なのに加えて眠くて眠くて文字が殆ど見えない。内容も何か文学的で難解な文章なので同じページを2回3回と読んでやっと内容が飲み込めると言った感じ。どうやらある男が朝鮮系のサラ金で金を借りている所から話が始まっていてその男はオモチャの開発会社に勤める石原って中年の太ったサラリーマンでそこそこの地位にいるので給料は高く普段はサラ金なんかでお金を借りる必要は無いのですがその日詐欺だか窃盗だかにあって手持ちのお金を全部スラれてしまってそれで仕方なくサラ金でお金を借りているようでした。お金を借りた石原は気を良くしてその後性風俗店に行くのですが性風俗店内部の描写もなんか難解で何が行われているのかなかなか状況がつかめないんですよね。頑張って読んでいくのですがどこが猥褻でどこが猥褻じゃないのかも良く分からず安部公房なので結構ペニスが勃起したとかそういう露骨な描写も散見されるのですがなかなか描写の内容が理解できず同じページを何度も何度も読み返しました。小説は進みその性風俗店で27歳の綺麗な女性がその石原という中年の男の担当をするという描写があってこれもその内容は殆ど覚えて無いもののお尻がなんとかとか言う文字だけは覚えてます。その女性は石原の目を盗んで密かに石原の鞄の中に手紙のようなものを入れます。その手紙の内容はその時点では不明なのですが次のシーンからその27歳の女性が石原の鞄の中に密かに入れておいた手紙の内容が始まります。安部公房の小説って結構こういう感じで誰かの書いた手紙とか手記がそのまま小説になっているみたいな形式の作品が多いのでああこれは安部公房の小説らしいなとか思っているのですが小説はそこまでしか読むことができませんでした。その後何を思ったか僕は安部公房でも性風俗店に行くんだから僕も一度くらいは性風俗店なるものに行ってみよう!と突然に思い立ち僕は思い立つと行動は素早いので即性風俗店へ行くことにしました。まあ安部公房が小説で性風俗の描写をしたからといって性風俗店へ行ったことがあるかどうかなんて全然分からないし作品と現実とは丸っきり何の関係も無いものなのですがなんせその時の僕はそういう論理的思考力がなくなっているのでそう思い込んでいるわけです。どこをどう通ったかは丸っきり覚えてないのですが僕は町田のブックオフの近くにある路地を折れ曲がった所にある昔中古ゲームソフト屋があって今は性風俗店になっているらしい狭くて汚いのっぽのビルの前に来ました。僕の生活圏内で性風俗店らしい店と言えばここしか無いんですよね。僕は性風俗店というものは今まで一度も行ったことが無いのでそれはもう物凄く緊張して入るのは止めようかどうしようか悩むのですが安部公房性風俗店に行ったことがあるんだからとついでに言うならカフカなんかそういう遊びばかりしてたんだからと自分を正当化し励ましその汚いのっぽのビルの中に入っていくのですがとにかく通路が物凄く狭くて通路の幅が20センチか30センチくらいしか無いんですね。こんな狭くする必要があるのか無いのか何か物凄く恐かったのは事実ですが僕のすぐ後ろをいつの間にかお店の人がついてくるのでもう後戻りもできないとその狭い通路を体中をこすりながら30メートルくらい進んで最後に右に曲がるとやっと薄暗い小さな部屋があってその部屋でお待ちくださいと言われました。こんな狭いビルのどこに女の人はいるんだろうと部屋の中をキョロキョロしてさっきの狭い通路の方を見るとたまたま通路の一部が忍者屋敷の仕掛けのように壁がクルリと回転してその時その奥に準備中の女の人がチラりと見えたのでああ性風俗店ってこんな仕掛けになってるんだとちょっと感心したのを覚えております。部屋の中には僕の他に先客が2人ほどいたのですがどうやらその部屋で待っていると女の人が入ってきて「○×様」とか名前を呼ばれてそれで一緒に違う部屋に行くというシステムらしいのです。で僕はそのまま普通に待ってたら50過ぎの白髪の混じったおばちゃんみたいな人が入って来てその人が「○×様」って呼ぶんですよね。僕は最初そのおばちゃんはその服装から掃除係のおばちゃんかなと思ったのですが一緒に部屋の中に入るとどうやらそのおばちゃんが僕の担当のおばちゃんらしいのです。僕はビックリして僕は風俗初めてなのでもっと若い人がいいです…と言うとそのおばちゃんは快く変更に応じてくれて手に持った端末みたいなのをピッピッピッとさわってカケにしますか?とか聞いてくるんですよね。僕はカケってなんだろう?と思うのですがそのカケって何なんですか?と質問するのも恥ずかしかったのであ…はいそれじゃそのカケでお願いします…と言って部屋から出て行くおばちゃんにはすみませんすみませんと謝って次の女の人を待ってる間その部屋の中をウロウロするのですがこれが病院の大型入院部屋みたいにベッドが15個くらいあるだだっぴろい部屋でその中に僕たったひとり。こんな部屋が広いならさっきの通路をもっと広くすればいいのにとか考えつつ何だ性風俗店って別に大したこと無いんだな今まで来なかったのが嘘みたいに余裕だなまた今度来よう。これからは毎日風俗店に行こうとか考えてました。数分すると今度は40過ぎのおじちゃんが入って来てさあ始めようか的なことを言い出すので僕は物凄く焦って僕はホモセクシャル的な趣味は無いので女の人がいいんですけど…とか何とか言うとそのおじさんはだってカケって言ったんだろ?とか言うんですね。良く分からなかったのですがどうやら性風俗店用語でカケってホモセクシャルの意味だったんですね。僕はそんなの全然知らなかった。というかさっきのおばさんやっぱり怒ってて僕に意地悪したのか?とか思いながらもどう考えても同性は無理なので女の人に変えて欲しいと言うのですが相手のおじさんも困った顔で変更は一度きりしか認められないとか言いながら僕のことを触ってくるんですね。半分逃げながらじゃあ僕もう

帰ります。お金だけ払って帰りますと言うとちょうどその時その部屋に若い女の人がなんか忘れ物か何かを取りに部屋に入ってきました。その女の人は若くて比較的可愛い感じなのですが何故かパンク系な感じで青髪にモヒカンなんですよね。でそのパンク女におじさんがこいつカケじゃないんだって。また変更して欲しいって言うんだよとかなんとか愚痴を言うとそのパンク女が僕の方に顔を向けてくすくすくすって顔をくしゃくしゃにした感じの笑い方をするんですよね。僕はだったらこのパンク女に変えてほしいなぁとか思ってるとそのおじさんがパンク女にこいつどう?相手してやってくれねえ?と言ってくれました。そのパンク女はまた僕の方に顔をむけて笑っているんですがなんか笑うと顔がくしゃくしゃになるんですよね。色々話した結果特別サービスでもう一回だけ変更してくれるってことになってそのパンク女が僕の担当になってくれることになりました。僕はやっとちょっと嬉しかったのですがその一方ででもなーでもモヒカンはちょっとなー…とかうじうじ思ってる所で目が覚めました。目覚めた後調べたらそんな安部公房の小説無いですね。中年サラリーマンの名前が石原って所とか性描写とかその辺は東京都の某条例を絡めて面白い解釈ができそうな感じですが特に解釈はしません。今回夢の中とはいえ初めて性風俗店というものに行ってみたわけですがやはり性風俗店というのは初心者には恐いものだなあと思いました。

 

 

 

 

って日記を読んで面白かったので共有します

 

 

 

 

 

日記風な始まりだったのに普通に夢オチだったのに騙された